本年2023年5月17日は、ももクロが結成して15年目の誕生日にあたる。
この聖なる15周年を祝って5月16日と17日、国立代々木競技場第一体育館で、ももいろクローバーZ１５周年記念ライブがおこなわれた。
16日はプレ祭、17日は本祭。
ツーデイズとはいえ、代々木第一体育館は決して大きなハコではない。チケットとりは激戦であった。
自分はまったくの僥倖で当選したが、会場の外にはそこここにファンが立ち、最近あまり見かけなかった「チケット譲ってください」の紙を掲げていた。
15周年とは激しいものなのだ。
さて生写真だが、これがまた15周年らしい積極的な展開である。
つい先月、福山市での春ライブ「春の一大事」で、第51弾の生写真が発売されたばかりなのだ。
今回は新しい発売はないのではないか。そう思っていたがばっちり出ていた。
春の一大事からわずか20日余りである。
このライブの5日前にあたる5月11日、物販内容と申し込み方が発表され、新たな生写真のリリースが判明した。
ちなみに、さらに４日後の5月２１日には毎年恒例あーりんのソロコン「ＡＹＡＫＡＮＡＴＩＯＮ」が控えており、そこでも生写真が発売される。
たったひと月の間に3回生写真が出るのである。
昨今のシン・ハナモゲラもまだ戦闘中というのに、ももクロ15周年、少々激しすぎはしないだろうか。
いや、通し番号に弱い自分が、これはまた若干アホすぎるのではないだろうか？
さすがの自分も正直迷ったが、しかし15周年は15周年だ。
あとにも先にもももクロ15の春は二度と来ない。
致し方ない。
コロナ期にへそくった資金を投入しようではないか。えいやっ。
観念して、一人で買えるマックス９９セットを購入した。
第52弾、3642~3684の43種である。
最初の番号も終わりの番号もともに全員集合写真だった。
5月17日、会場で受け取り次第組んでみると、コンプリートが9組、1枚欠けが1組できた。
近年まれな揃い具合だ。
そしてああ、天はわれを見捨て給わず、1発目で美麗なあーりんのサインが登場した！
ソロコン以外では2021年ももいろクリスマス以来の、自引きあーりんだ。
もう１枚はしおりん。これもお美しい。
今回サイン入り生写真の裏に記載された当たり番号は以下のとおりである。
００１－５
ＣＦ０４１７１５００
ちなみにそれ以外の写真の裏はもちろん上記の番号ではない。
なお、ライブはまことに素晴らしく、神ライブというべきレベルだった。
1曲目の「怪盗少女」からすでに涙が止まらない。
あれは夏菜子の派手なエビぞりジャンプが入るのだが、彼女の腰の状態が悪いとかで、最近正攻法で演じられるのを自分は見たことがなかった。
それが今回は真正面から、覚悟さえ感じる大ジャンプである。
コロナを経て今回から声出し解禁だ。
今までの名曲がこれでもかと繰り出され、それに合わせて心ゆくまでコールする。
「天使の歌声きかせてしおりん」のコールとともに、しおりんの歌声をかき消す野太さで「しーおりん、しーおりん」のおらび声が入る。
つくづく昔に戻った感じがする。
ももクロメンバーがファン（もののふ）に向けて自ら作詞した新曲も披露された。
「世界のももクロナンバーワン」・・・このステージでこのコールができたことの幸せさ。
15周年を経て、この先もますますももクロは輝いてゆくのだ。
