2022年４月23日、24日 福島県Jヴィレッジで３年ぶりのももいろクローバーＺ春の一大事ライブが開催された。
「ももクロ春の一大事」は、地方都市の活性化を主眼とし、開催に名乗りを挙げた地方都市とももクロ、ファンのもののふたちがみんなでつくるももクロ春の恒例ライブだ。
「笑顔のチカラ つなげるオモイ」を合言葉に、2017年埼玉県富士見市、2018年滋賀県東近江市、2019年富山県黒部市とバトンは続き、2020年福島県の楢葉・広野・浪江３町合同主催によるＪヴィレッジでの開催が決定されたが、コロナ禍で二度の延期を余儀なくされていた。今回の春の一大事は、まさに３年越しの約束の実現となる。
加えて今回、ライブ直前に「当日物販あり（生写真含む）」の告知があった。コロナ禍中物販は皆無、東近江や黒部では現地の生写真販売はなかったから、生写真マニアとしてはなんと５年ぶりの春の現場である。これが燃えずにいられようか。
初日、Ｊヴィレッジの会場に着くやいなや、生写真を100セット購入した。「きてくんちぇぱーく」と名付けられた外周パークでは、同じスターダストプロモーションに所属するアイドルたちが前方でライブをやっている。普段はうきうき参戦するが、今は宴を遠くに聞きながら芝生に膝をつき、わき目も振らず封筒から写真を引きずり出す。
出ましたサイン入り！ 夏菜子としおりんの２枚。これまでの経験上、サイン入りはおよそ５０セットに１枚の割合だから、想定通りといえるだろう。
だが戦いはここからだ。これをあーりんのサイン入りに交換せねばならない。
その夜、ホテルで全写真を順番通りに並べ、セットを組む。８セット組めたのでシャッフリングは悪くない。残りの140枚を携えて、いざ２日目へ。夏菜子としおりんをあーりんに交換するには、どうしてもあーりんを当てた夏菜子ファンかしおりんファンを見つける必要がある。
しかしここで一抹の不安が浮上した。
明けて２日目、再びのきてくんちぇぱーくで隣の生写真ファンたちと話したところ、今回あーりんのサインを見た者がいないのだ。夏菜子、しおりん、れにちゃんサインの目撃情報はあるが、あーりんはない。160セット買ったもののふも見てないと言う。次第に疑惑は広がり、あーりん今回書いてないんじゃないかという説まで飛び出した。
まさかあーりんだけ何もないことはなかろうが、頭をよぎるのは、あーりんのサインがすべてクマーリンだった時の苦い思い出。この点あーりんは前科者である。今回も何か妙な工夫を凝らしているのではなかろうか・・・たとえば川上アキラのシークレット写真に自分のサインを入れるとか、そんな創意工夫は絶対やめていただきたい。彼女にとってはお茶目な思いつき、我々にとってはあこぎないたずらだ。
不安にふるえながらも目は虎視眈々、生写真持ちの姿をさがす。
夏菜子の赤いパーカー、しおりんの黄色のパーカーを着た女の子たちが50セットはあろうかという封筒の束を持っているのを見て、すかさず「あーりんサインが出たら交換してください」と頼む。ほどなくして、やったー、と黄色の子が叫んでこちらを見たのは、あーりんサインがついに出現したのだ。事情を知る周りから拍手が起きた。やはりもののふは良い人たちだらけだ。
そんなわけでしおりんサインと交換した、これがあーりんのサイン入り生写真。
今回、当たりの番号は
CF 04111500
サイン入りを持つ人全員に裏を見せてもらったが、すべてこの番号だった。
サインが入ってない写真の裏は次の通り。番号はバラバラだ。
なお、最初のしおりんサイン入り写真は、うっかり画像を撮るのを忘れて放出してしまったため、ございません。
今回、終演後の乗物への誘導その他、楢葉・広野・浪江３町の関係者が考えを凝らし、汗を流した様子がよく伝わってきました。本当にお疲れ様でした。
有難う。また行きます。
