『ぼくら』1967年8月号

夏らしい恐怖読み物に中岡俊哉を投入。円谷プロ監修の「30大怪獣大行進」がすごい。また、東宝映画封切りに合わせ、キングコングの特集に力が入る。

マンガでは、ジョージ秋山の傑作「キリストくん」が新連載。また、藤子不二雄のシュールな「怪人わかとの」が単発で登場。「ウルトラマン」は今回もオリジナル怪獣の回。最強の怪獣ゴルダーとの闘いが一峰大二渾身の絵で描かれる。ウルトラマンは死闘の末ゴルダーを倒し、世界征服の夢が潰えたサン=ダスト団は、みずから本部を爆破して崩壊した。読み物「科学のとくだね 日本はこんなにかわる!」は、田中角栄の日本列島改造論(1972)を5年さかのぼる日本大改造計画の数々が。

 

【目次】

【口絵】「無敵!キングコング」   ロボット怪獣メカニコング(付・完全図解)

7月22日、映画「キングコングの逆襲」(東宝)公開。読者に一足早くメカニコングの仕組みを見せる

【特集】

〇日本のきょうふ事件(中岡俊哉・文/藤尾毅、境木康男、井上のぼる・え)

「おへびさまの白いこな」「松山の七ふしぎ」「日本のきょうふちず」など

〇30大怪獣大行進(円谷プロ 田染幸雄・絵)

「ウルトラ怪獣超能力くらべ」「これが№1怪獣だ」

 

 

〇特集 王者キングコング

「フー博士はコングをこうつかう」

フー博士がコングを生け捕りにしてどう使うか、また、王者コングが動物をどう利用するかなど。

キングコングにヘルメットをかぶせて重さ3000トンの火の玉レーサーにのせて、大都市につっこませる。ロケットコング作戦は、ジェットシューズをはかせて腰に強力ロケットを二本つける。ほか「キングコングの体力テスト」

【マンガ】

「うなれ熱球」(相良俊輔原作/荘司としお・まんが)(50p)

退部するエースの後を継ぎ、八郎がピッチャーに転向する回

「ウルトラマン」(原作・上原正三/怪獣デザイン・成田亨/まんが・一峰大二)(34p)

 

 

見開き2ページで怪獣ゴルダーに八つ裂き光輪。雑誌サイズならではの大迫力。

「ばくはつ大将」(辻なおき)(50p)

空手部は部員がつぎつぎに闇討ちをかけられる災難に遭っていた。運動神経をみこまれて空手部に勧誘された大将は、部員を襲う黒覆面の男と対決する。

<新連載>「キリストくん」(ジョージ秋山)(小サイズ16p)

「ピッカリ・ビー」(ムロタニ・ツネ象)(23p)

「少年ハリケーン」(堀江卓)(50p)

天才的な殺人鬼キラーから狙われた、アドリア共和国ペブン首相のボディガードになるハリケーン。

「ターザン」(古城武司)(34p)

<読み切り>「怪人わかとの」(藤子不二雄)(28p)

【読み物】

〇人気スターとくだね 人気スターへの質問大特集 トッポジージョのひみつ、クレージーキャッツのしゅみくらべなど。映画物語は「キングコングの逆襲」「足ながおじさん」「夕陽のモヒカン族」

〇科学とくだね 「日本はこんなにかわる」

*「陸地倍増計画 日本の国土をふやすためには、海にむかってひろげるのがいい。そこで、海底を原子力で人工的に爆発させ、土地をひろげる計画が考えられている・・・」

*「四つの島を一つにする:日本列島の四つの島を陸つづきにすれば交通がべんりになり、産業もずっと発達する。…瀬戸内海は湖水になり、水中牧場にする。これは原子力で海底地震をおこし、あさい海底をもちあげるわけだ」

原子力に大きな信頼……。

〇プロレス馬場決戦録「ふみつぶし魔との死闘」きょうふの怪人クラッシャー(文/梶原一騎 絵/中村英夫)

〇巨人軍日記 土井正三選手

〇絵物語 動物シリーズ「きつね犬」(原作・関耕太/絵・川崎のぼるとカワサキプロ)

〇どんちゃか笑学校(スタジオKと木乃実ひかる)

 

裏表紙はシスコの「キャプテンウルトラガム チョコレート」

ふろく

別冊キングコング、快獣ブースカ、宇宙怪人ゴースト

快獣ブースカバッティングゲーム、どんちゃかクラブ、うらないブック、ガンとガンマン、オールまんが家手帳