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2020年4月

『ぼくら』1967年1月号

  1967年新年号。ゴジラ映画「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966年12月17日公開 東宝)に併せて、口絵と別冊ふろくで三大怪獣をフィーチャーする。もちろんウルトラマンの特集も充実の内容だ。 マンガは「ばくはつ大将」(辻なおき)「あばれムサシ」(諏訪栄)が新連載。また、3人のマンガ家(さいとうたかを、石川球太、川崎のぼる)が交代で絵を担当する動物シリーズも新連載。 「新年 […]

『ぼくら』1967年2月号

  なんといってもウルトラマンの号。バルタン星人との折込ピンナップつきで、特集の最新ウルトラマン特報も大充実。特集「快獣ブースカなんでもこい!」は、発明品に溢れる大作くんの研究室を大図解。隅っこにはエジソン像。マンガは、ばくはつ大将が野球でばくはつする回。きえーっと掛け声のしゅりけん投法で大勝利、扉絵のユニホーム姿がりりしい。 (目次) 【口絵】折込ピンナップ。「この口絵をきりとって、き […]

『ぼくら』1967年3月号

怪獣のいじり方がとにかく上手い。口絵の「大怪獣とあそぼう」から特集「スター怪獣大行進」まで怪獣の魅力が全開。特集「人気まんがのひみつ」では「少年ハリケーン」「ばくはつ大将」などのひみつを図解説明してくれる。 「日本のスパイ」では、北朝鮮のスパイなどが登場。元南城特務機関長・古谷多津夫が「どの国にも、防諜法、機密保護法などというスパイ罪の法律がある。・・・日本にはこの法律がない」。さらに、科学のとく […]

『ぼくら』1967年4月号

    なにしろ表紙がカッコいい。次号から別冊ふろくではじまる「キングコング」特集が見ごたえあり。マンガは、裏「巨人の星」的ストーリーで知られる「うなれ熱球」がこの号からスタート。巻頭まんが「ばくはつ大将」は、友人をひき逃げした犯人を捜す回で、ひき逃げ犯がPTA会長だという刺激的な内容に「悪意はなく、内容をわかりやすくするため」との作者のメッセージが末尾に入る。父が交通事故に遭 […]

『ぼくら』1967年5月号

四大テレビまんが特集号。別冊ふろくでウルトラマン、ブースカ、キングコング。本誌で丸出だめ夫。 特集「これがキングコングだ」は、5ページの枠ながら、次号からのまんが「キングコング」新連載へ向けて、キングコングの能力やフー博士との対決が大伴昌司の冴えた構成で展開される。テレビ=ニュース「ウルトラマン・快獣ブースカ 人気スターとくだね」は、迫る「ウルトラマン」TV放映終了(4月9日)を意識して、俳優陣の […]

『ぼくら』1967年6月号

ウルトラマンはTV放映が4月9日に終了、表紙のメインをキングコングに譲る。そしてこの6月号・別冊ふろくの「ウルトラマン」は、オリジナル脚本による魅惑のオリジナル怪獣。続く7~9月号は本誌での連載で、どれもオリジナル怪獣のストーリーだ。怪獣デザインはすべて成田亨。 アニメ「キングコング」は4月15日から放映開始(~10月4日)。まんが「キングコング」(伊東あきお)「ピッカリ・ビー」(ムロタニ・ツネ象 […]

『ぼくら』1967年7月号

  どうどう412ページ日本一大サービス号(※) キングコングと007の特集記事が熱い。 マンガ「ターザン」が新連載。描き手は古城武司。ターザンが密林の動物たちを率いて悪者に立ち向かったすぐあとは、読み物「科学のとくだね これはゆかい 動物びっくり利用法」。裏表紙の広告はアサヒ靴「アサヒターザン」で、コピーは「晴れた日もターザン 雨の日もターザン」だ! その一方、十三年間の長期連載だった […]

『ぼくら』1967年8月号

夏らしい恐怖読み物に中岡俊哉を投入。円谷プロ監修の「30大怪獣大行進」がすごい。また、東宝映画封切りに合わせ、キングコングの特集に力が入る。 マンガでは、ジョージ秋山の傑作「キリストくん」が新連載。また、藤子不二雄のシュールな「怪人わかとの」が単発で登場。「ウルトラマン」は今回もオリジナル怪獣の回。最強の怪獣ゴルダーとの闘いが一峰大二渾身の絵で描かれる。ウルトラマンは死闘の末ゴルダーを倒し、世界征 […]

『ぼくら』1967年9月号

  この表紙だけでも持っている価値ある号。口絵のキングコングは石原豪人が手掛ける。スフィンクス怪獣の手の中でだらりと垂れた少年の肢体、怪獣に襲いかかるキングコングの表情、圧倒的な石原の世界が広がる。続く南村喬之のウルトラ怪獣たちも素晴らしい。 夏休み怪奇特集で妖怪コーナーや恐怖ものなどに注力しているが、その横でマンガ「ウルトラマン」が最終回。今回も魅惑のオリジナル怪獣だ。来月号からは「ウ […]

『ぼくら』1967年10月号

10月1日からの「ウルトラセブン」テレビ放映開始にあわせて、口絵・特集も大々的にセブンの登場を告げる号。マンガ「ウルトラセブン」連載スタート。一峰大二のウルトラセブンはこの初回だけ瞳をもっていない。2回目以降のセブンには瞳が描かれ、また単行本では初回分に瞳が描き足されるため、瞳無しのセブンがみられるのはこの号だけ。 特集「ガードマン7」「神州天馬侠」も見ごたえある。ふろくにガードマン身分証明書つき […]

『ぼくら』1967年11月号

  永井豪のデビュー作「目明しポリ吉」掲載号。 「日本一の新企画せいぞろい号」と題して多彩な角度からの斬り口を見せる。中岡俊哉の「きょうふの金曜日」はさすがの仕上がり。また、テレビ=ニュース「ウルトラセブンのスターとくだねだいとくしゅう」が大充実の内容だ。 堀江卓の時代劇アクション物「赤い風車」が新連載。また「うなれ熱球」がいよいよ盛り上がっている。なお、「ガードマン7」の園田光慶が急病 […]

『ぼくら』1967年12月号

  一年の最後で新旧入れ替わりの号。「快獣ブースカ」「ばくはつ大将」「キングコング」が最終回。永井豪「ヤダモン」、宮崎惇/池内誠一「毒へび魔人」が新連載。前号から連載の「赤い風車」は、時代物に特に定評のある堀江卓の画力が早くも遺憾なく発揮されている。「怪人わかとの」「タイガー・マスク」「豹マン」など、随所にみられる新年号からの新連載予告もこの号の醍醐味。(2020/04/23 加筆修正) […]