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irimaru

  • 2022年3月27日

池田誠の「今週の逸品」第10回 『別冊たのしい幼稚園』昭和47(1972)年10月号  

幼児向け雑誌はやばい。 こんなの集めようとすると気が遠くなる。 講談社の『たのしい幼稚園』や『おともだち』にせよ、はたまた小学館の『幼稚園』や『よいこ』にせよ、ちびっこたちがていねいに扱うとは考えられない。 いたずら書きはする、切り刻んでバラバラにす […]

  • 2022年3月19日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第9回 テレビカラー絵本『怪獣王子』2

「怪獣王子」は不運な作品だと思う。 その不運は、第1次怪獣ブームに乗じてつくられた特撮作品の多くに言えることかもしれない。 たとえば「魔神バンダー」。 昭和41(1966)年に制作を終え、同年10月号から『冒険王』でコミカライズが連載されたが、放送枠 […]

  • 2022年3月3日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第8回 1996年サンヨーオールスター斎藤雅樹投げ入れサインボール(in東京ドーム)

モノ集めをしていて運の良し悪しをあまり感じたことはない。 欲しかったモノが手に入るのはもちろん幸運だが、そこに至るまでさんざんショップをまわったり、ヤフオクやメルカリを見続けているのだから、運もあるが努力の結果という感は否めない。 また逃してしまった […]

  • 2022年2月12日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第7回 『別冊少年マガジン』1972年(昭和47年)4月春の特大号

  1972年3月初め、ぼくは本屋におかれていた『別冊少年マガジン』4月特大号の表紙で、変身忍者嵐の実写版のすがたを初めて見た。それは「ハリスの旋風」の石田国松のすぐ隣で、堂々とした勇姿をみせていた。 中を見てみたいと気ははやったが、当然な […]

  • 2022年1月26日

池田誠の今週の逸品 第6回『流星人間ゾーン』初夏号(昭和48年5月22日 講談社)

『流星人間ゾーン』 ・・・という雑誌なのだ。 作品名がそのまま雑誌名になっている。   単体の作品タイトルがそのまま雑誌の名前になるなんて、ウルトラマンや仮面ライダーといった超メジャー作でも見たことがない。   一応『たのしい幼稚 […]

  • 2022年1月15日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第5回「アパッチ野球軍」最終回(『少年キング』昭和47年6月18日号)

「ナレ死」という言葉がある。 ドラマの登場人物の死がナレーションだけで描かれることをいう。 確か5、6年前、大河ドラマ「真田丸」の織田信長の死がナレーションだけだったのについて、ナレーション担当の有働由美子アナがNHK朝の情報番組「あさイチ」で「信長 […]

  • 2022年1月6日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第4回 水木しげる『ベトナム戦記』(サンコミックス 再版)

今週の逸品4 水木しげる『ベトナム戦記』(サンコミックス 第2版)   「サンコミの『ベトナム戦記』は出にくい」 ・・・・・・いつ聞いたのか、誰から聞いたのか、まったく覚えてないが、いつの間にかその言葉は、古本漫画をさがすぼくの心の中に刻み […]

  • 2021年12月26日
  • 2022年3月28日

池田誠の「今週の逸品」第3回 『講談社テレビコミックス ウルトラセブン』第4集 

古物として世に出まわらないモノには2種類ある。 ひとつは「出ないモノ」。もうひとつは「出さないモノ」である。 「出ない」と言っても一定数存在するものならば、出まわらないのは「出さない」人がいるのだ。また「出さない」といっても、もともと良く出るものなら […]