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2016年12月

高橋さって / プロフィール

高橋さって 1966年7月17日(ウルトラマン第1話放映日)、埼玉県生まれ。 古物商、ライター。 幼少期から漫画、アニメ、特撮の世界に親しむ。 大学在学中、古本屋でアルバイトを始めて本格的にこの世界にのめりこみ、以後、もと東映プロデューサー・平山亨氏率いる平山組の最末期主力要員として倉庫管理などを任されるまでに至る。 のちにイベントで知り合った堤哲哉氏と意気投合、堤氏を代表とする「空想科学古物商  […]

高橋さって / 聖闘士聖衣大系 ①

フィギュア「聖闘士聖衣大系(セイントクロスシリーズ)」は1986年バンダイから発売され、87年度男子玩具最大のヒット商品となった。(ウィキペディア・・・「フィギュア王」95号より) 今年2016年は、漫画『聖闘士星矢』の連載開始からちょうど30年にあたる(「週刊少年ジャンプ」1986年1・2合併号~。発売は前年12月)。6月には『星矢』30周年を記念する展覧会が秋葉原で催された。黄金聖闘士の等身大 […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード ②

ここで、あまりにも有名な仮面ライダーカードの基礎知識を、少しおさらいしておきたい。 仮面ライダーカードとは、1971年カルビーが売り出した仮面ライダースナックに、1枚ずつ付けられていたカードである。子供たちに大流行していた仮面ライダーの写真がおもてに載り、裏面に解説が書いてある。カードには通し番号がついていて、当時、1~546番まで発行された。 テレビ放映と並行した販売拡充などに応じ、カードは何度 […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード③

堤さんはあのとき推理していた。 みんなが血眼になって探しているのに現れない14局46番。それはきっとラッキーカードなのだろう、と。 この推測には理由があった。 当時、14局46番同様出てきにくいカードとして、14局41番があった。 「41番がラッキーカードだというのはわかってたんですよ。発売されたTVシリーズのライダーLDボックスの特典に、当時のCM映像が入っていて、そこに41番が映っているのはコ […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード④

「開運!なんでも鑑定団」 この名前を覚えていらっしゃるかたは多いだろう。身近なお宝を鑑定して値付けするという番組で、今まで必ずしもお宝とは見なされていなかったさまざまな品に値段がつく、その驚きと物珍しさが人を惹きつけた。 ブリキのおもちゃコレクションで有名な北原照久氏もこの番組に出演している。 当時既にライダーカードの研究者として知られていた堤さんに、この番組からお呼びがかかったのだ。 何かを探す […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード⑤

堤さんはテレビを通して全国に呼びかけた。 「仮面ライダーカード、14局46番を探しています。持ってきてくださったら10万円で買います」 カード1枚に10万円。 それは当時およそ信じられない法外な値段だった。 堤さんは語る。カードやブロマイド、いわゆる紙モノはコレクション関係では安かった。 「今から30年前、ぼくが23~24歳くらいの頃、よく下北沢のなつかし屋とかオムライスとかヒーローズとかに行って […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード⑥

だが堤さんは、そのとき別のことでもドキドキしていた。 14局41番を持参してくれたひとりが、アルバムに他の珍しいカードもいっぱい入れていて、そちらも買い取りたくてしょうがなかったからだ。   ドキドキするのはさらに理由があった。 相手がカードを入れていたのが、よりによって例の仮面ライダーアルバムの中でも、最もレアでいわくつきのビニール仕様のものだったのである。そこに入れておくと、カードが […]

堤哲哉/ 仮面ライダーカード⑦

ここで、このときの堤さんの立ち位置を知るために、仮面ライダーカードの研究史を少々振り返っておこう。 最初期のバイブルとされた同人誌が、いまわたしの手元にある。 「レッツGO!ライダーカード」 奥付を見ると昭和60年(1985年)、300部限定。 発行は東映作品研究会。責任者は岡山の藤井政志氏。 これは1~546番までのライダーカードすべて、おもての写真と裏の解説文のコピーを載せた初めての本である。 […]

堤哲哉 / 仮面ライダーカード ⑧

「レッツGO!ライダーカード」の後、1986年、講談社が「仮面ライダー怪人大全集」を出版した。メジャー誌で仮面ライダーカード全体が紹介された最初の本であったことは、言っておかなくてはならない。 546枚のカードが白黒で並べられ、解説の要旨が載せられた。   だがそのとき、堤さんやその周囲のマニアたちは、ちっとも嬉しくなかった。 この本のカードを紹介する内容の質に、満足がいかなかったからだ […]