堤哲哉 / 仮面ライダーカード④

「開運!なんでも鑑定団」

この名前を覚えていらっしゃるかたは多いだろう。身近なお宝を鑑定して値付けするという番組で、今まで必ずしもお宝とは見なされていなかったさまざまな品に値段がつく、その驚きと物珍しさが人を惹きつけた。
ブリキのおもちゃコレクションで有名な北原照久氏もこの番組に出演している。
当時既にライダーカードの研究者として知られていた堤さんに、この番組からお呼びがかかったのだ。
何かを探すのにこれ以上の機会はなかった。
堤さんは番組で視聴者に呼びかけた。
「仮面ライダーカードの14局46番を、1枚10万円で買います」
いま、堤さんは思うのだ。
あそこからすべてが始まった。
10万円という金額が意味していたものは、ただの数字ではなかった。
世間におけるライダーカードの価値を上げる戦いが始まっていた。