キンキーズ・田中康隆 / カード類(カルビー他)①

大阪のベッドタウン、寝屋川市。

キンキーズは、この寝屋川市駅から歩いて5分ほどの小さなビルの二階にある。


薄暗い階段の両側には、古いレコードのジャケットや特撮のカラーコピーがぎっしり貼られている。
店内に入ると中は横長で意外なほど広い。手前のコーナーには古いシングルレコードが隙間なく並び、中央には仮面ライダーアルバムを無造作に積みあげた小高い島がある。棚には大量のファイルが詰められて品ぞろえの充実を一目で感じさせる。奥の壁はカード類を陳列したガラスケースだ。

「紙モノマニアの聖地」と呼ばれて久しいキンキーズだが、店内にその名のもつ居丈高な雰囲気はまるでなかった。扱う品が小さいためもあるのだろう。が、たぶんそれだけではない。モノでいっぱいなのに、それがこちらを圧倒してくる息苦しさがない。むしろモノたちに深々と包みこまれるような安堵感がある。
入口のすぐ脇はカウンターになっている。店主の田中さんがここからはめったに出ないという巣穴にも似たこもり場だ。その周囲をカードやブロマイドが、これも包みこむように取り巻いている。懐かしいくつろぎの気配が漂っている。

 

だが、奥のガラスケースに近づいて中を覗いた瞬間、わたしは度肝を抜かれた。

 

・・・仮面ライダーカードに産地がついている?!