星まこと / アニメ探究 ⑤

「大学入学で上京し、まんだらけに毎週のように通った。
まんだらけがまだ中野ブロードウェイの3階の一店舗だけだったときのこと。何度も通って古川さんに顔を覚えられて。

1999年、古川さんに呼び出されて、まんだらけのカタログに載せるアニメインタビューを頼まれた。ちょうど『ルパン三世』特集号で、誰がいいかなって訊かれて、みんなは宮崎さんとか大塚さんに行くでしょうけど、ぼくは新ルパンの北原健雄さんって言った。そしたら「あ、面白いねえ」って。「じゃあ、やってくれる?」って言われて、へえっ?っみたいな。ぼくはあくまでお手伝いをするって感じだったから。
北原さん、この本の最後のほうに載ってますけど、ホントはいちばん最初のインタビューなんですよ。その意味ではぼくも初々しさがないですね。普通にしゃべってますもんね。

評論家じゃない。意味づけはしない。原液のまま真空パックみたいにして残しておく。読んだ人が時代を飛び越えて、あ、このひとはこんな人物だったんだ、と思ってくれるような記事にしたい。その人がいなくなってもこの本によって対話ができる、それをめざしてやっています」