今入重一/ 横山光輝作品 ⑭

横山光輝作品で一番最初に何をあげるか。
鉄人28号を好きな人がいる。三国志をあげる人もいる。バビル2世を好きな人もいる。魔法使いサリーから入った人もいる。
巨大ロボ、対戦もの、魔法少女、SF、歴史もの。
横山光輝が作ったものは、個々の作品であると同時にしばしばそのジャンルそのものだった。横山は今わたしたちが自然に用いているエンタテインメントの骨法を残して去っていった。

横山の死後、その書斎には「何かあったら今入さんに訊くように」との書き付けがあったという。

今入さんは光プロとファンの活動をつなぎ、アップルBOXシリーズのあの山脈のような作品集刊行を支え続けた。復刊ドットコムの復刻をサポートし、横山光輝生誕80周年では出版イベントを成功させた。
現在、横山光輝「闇の土鬼」の着物の模様を「土鬼模様」と名付けてツイッターで発信する4eknight11氏がいる。「伊賀の今丸」のアカウントで忍者もののツイートをする今入さんは、4eknight11氏に模様の資料を送って盛り上げた。今回の戸田公園での集まりでは氏による土鬼模様の研究発表がされたが、それはマンガ表現が文献資料として新しい段階に来ていることを感じさせる。

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「闇の土鬼」(「横山光輝マンガ大全」より)