今入重一/ 横山光輝作品 ⑪

さて「地獄の犬」で異界に踏み込んでしまった今入さんは、ひたすら横山作品を買い続けていた。

「3万という大台を越えてしまったら」と今入さんは言う。

「次が5万だろうが6万だろうが、そこを越すと大体同じになってくるんですよ」

さらに言う。

「もう出しちゃった、そしたら6万だろうが8万だろうが、ガンガンお構いなしになってきて、感覚が麻痺してくるんです」

5万だろうが6万だろうががいきなり6万8万に飛ぶあたり、完全にしびれがまわっている。

失った週刊少年サンデーも、百貨店の古書店で影丸が載る少し前の号から2年分ほどセットで出ていたのを買い戻した。
憂都離夜の常連からまんだらけに入社すると、だんだん持っているもののほうが多くなる。まんだらけにはおもちゃも売りにくる人がいて、そっちにも興味が沸き、下北沢などに買いに行くようになった。雑誌の付録の豆本とか他のグッズもどんどん集めた。最終的に鉄人28号の原画60万円が一点につき今入さんの支払った最高額だという。

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