堤哲哉 / 仮面ライダーカード⑮

現在、わたしの亭主の持ち歩き用ファイルには、14局46番の偽カードが入っているらしい。おもても裏もカラーコピー。それを実際のライダーカードの両面を剥がした厚紙と貼り合わせてつくった、いかがわしさ満点の代物である。

「オリジナルカードと呼んでね」と亭主。
・・・この馬鹿もんが。
「これをどこかのショップに万置きしてこようかって盛り上がったことがあったなあ」
・・・万引きじゃなくて?
「逆、逆。こっそり店頭に置いてくるの。わかる客は見つけてびっくりきゃー!ってなるじゃない」
かえすがえすも、馬鹿もんが。

 

閑話休題。
今からお話しするのは、堤さんがずっと大切にしている一枚の仮面ライダーカードについてである。もちろん珍しいけれど、歴史を作った14局46番とは違う、もっとパーソナルな愛着に近い。それは1枚のエラーカードだ。