堤哲哉 / 仮面ライダーカード⑩

1993年、堤さんは、日本文芸社から主著「仮面ライダーカード」を刊行した。同人誌の内容を改めて世に問うて、一般読者への普及を意識した一冊であった。

この中で堤さんは、1~546番のカードをカラーで並べ、ライダーカード弾数表というものを付けて、旧カードの14局、25局、明朝、ゴシック、そして新カード、という区別を明確に立てた。

また、同一番号異種カードに正面から取り組んで、おもての写真の図版違い、トリミング違い、裏面の解説文の違いを挙げて、見比べられるようにした。

 

<実は106~128のカードの特徴が、このトリミング違いの異種の存在なのである。正確には3種類に大別され、それぞれ明朝版(106~128)、ゴシック版(106~124)、記号版(カード裏面の下部にNやSなどの記号や数字が印字されている)に分けられる>(「仮面ライダーカード」190p.)

前述したように、この違いを堤さんは小学生時代におおよそ認識していた。
1~105までの14局、25局、そして106以降の明朝、ゴシック及び記号版の存在は、カードを集め並べる遊びへの没頭の中、おのずと浮かび上がっていた。
子供時代の自分のアルバムにあったさまざまなヴァリエーションを、堤さんは、色味の違いも含めてこのとき一般に紹介した。